「東京本染注染」の伝統的工芸品指定について

戸田屋商店のゆかたや手ぬぐいの生産に用いられている技術「東京本染注染」が、令和5年8月28日に開催した産業構造審議会製造産業分科会伝統的工芸品指定小委員会における審議の結果、国の伝統的工芸品に指定されました。

これまで「東京本染注染」は東京都の伝統的工芸品として指定はされておりましたが、関西の「浪華本染め（令和元年11月指定）」とは異なる起源および発展の経緯を持つことや、繊細な差分・ぼかし・細川染めなどといった難しい技術が用いられた江戸好みの緻密な柄行きなどといった点が評価されたことにより、国の伝統的工芸品としても指定されました。

戸田屋商店は産地組合である関東注染工業協同組合および賛助会員の東京織物卸商業組合の両組合に携わる一員として、今回の「東京本染注染」の伝統的工芸品指定を大変喜ばしく思います。
今後も「東京本染注染」の魅力を多くのお客様に発信し、産地振興ならびに伝統工芸品作業全体の振興につながるよう、尽力してまいります。

経済産業省 ニュースリリース
『「東京本染注染（とうきょうほんぞめちゅうせん）」を伝統的工芸品として指定しました』